アスペン 偏頭痛薬イミグラン錠のAG発売 偏頭痛の治療

こんにちは今日の調子はいかがですか。
今日は アスペン 偏頭痛薬イミグラン錠のAGを1月16日に発売 の記事と 偏頭痛の治療 についてお話したいと思います。


アスペンジャパンはこのほど、グラクソ・スミスクラインの片頭痛薬イミグラン錠のオーソライズド・ジェネリック(AG)を1月16日に発売すると発表した。原薬・添加物・製造方法のほか、製造工場まで先発薬と同一。

製品名は、「スマトリプタン錠50mg『アスペン』」で、12月26日から受注を開始した。イミグランの後発医薬品はすでに他社から販売されている。同社は、抗ウイルス薬バルトレックス錠、うつなどに用いるSSRIパキシル錠のAGを発売しており、今回で同社が扱うAGは3製品目となる。

2017年1月6日 ミクスOnline から


偏頭痛(片頭痛)を持っている方は、日本国内でも800万人以上もいるそうです。
多くの方が偏頭痛で苦しんでいますが、その治療法はいまだ十分に知られておりません。
頭痛は辛いのですが、耐えれば何とか生活できてしまいます。そのため、つい我慢し続けて、病院で治療しないという方も少なくないようですが、頭痛の弊害は思っている以上に大きいようです。本日は頭痛(特に偏頭痛)の治療についてお話させて頂きます。


1.原因と対策
偏頭痛には、様々な原因があります(原因がはっきりと特定できないこともある)。
偏頭痛の70~80%には原因があると言われ、出来る限り原因を突き止めることで、それを避けるだけで偏頭痛の改善が得られるからです。
ここでは「偏頭痛(片頭痛)の原因」について紹介させて頂きます。

【精神的な要因】
● 精神的ストレス
● 不眠や過眠など睡眠の異常
● 疲労
● 生理などのホルモンバランスの変化

【環境要因】
● 天候や気圧の変化
● 温度変化
● まぶしい光
● 音(騒音)
● 臭い

【食事や嗜好品】
● 空腹
● 喫煙
● アルコール
● カフェイン
● チーズ
● ナッツ
● 柑橘系(ミカン、レモンなど)
● チョコレート
● 経口避妊薬(ピル)などの薬

例えば、睡眠不足であれば、まずは睡眠をしっかり取るように生活を工夫してみましょう。
喫煙をすると頭痛が悪化する感じがあれば、まずはタバコを減らすことを考えましょう。
またアルコールや食べ物が原因だと考えられれば、それらを避けるようにしましょう。
仕事によるストレスが原因の場合には、簡単には避けることはできませんので「適度に休憩を取る」「職場の上司に相談してみる」など、出来る範囲で避けることを工夫してみることも大切なことです。


2.規則正しい生活
偏頭痛の原因には、生活習慣の乱れが原因となることがとても多いようです。そのため、規則正しい生活を送ることが、偏頭痛予防の基本だということが言えるようです。

● しっかりご飯を食べる
● しっかり寝る
● ストレスは抱え込みすぎない
● 適度に運動をする
● アルコール、タバコはなるべく控える


3.薬物療法(発作時)
偏頭痛の薬は、使う状況で大きく2種類に分けることができます。
● 偏頭痛が起きた時の薬
● 偏頭痛を予防する薬


ここでは、主に頭痛が起きた時に使う薬をご紹介します。

アセトアミノフェン
アセトアミノフェンは、「解熱鎮痛剤」と呼ばれ、解熱作用(熱を下げる)と鎮痛作用(痛みを取る)があります。
あらゆる痛みに使われている薬で、市販の風邪薬にも配合されています。
NSAIDsより効果は弱いが安全性は高いという特徴があります。作用機序も、選択的シクロオキシゲナーゼ(COX)2を阻害することで痛みが感じにくくなり、鎮痛効果を発揮します。

【商品名】カロナール、アンヒバなど
【メリット】副作用が少なめ、安い
【デメリット】鎮痛効果は穏やか

NSAIDs
アセトアミノフェンと同様に「解熱鎮痛剤」と呼ばれています。選択的シクロオキシゲナーゼ(COX)2の阻害作用を持ち、「痛み」を感じにくくさせる作用を持ちます。
アセトアミノフェンより強い鎮痛作用を持ち、長期間・大量に使い続けると胃潰瘍や胃出血などの副作用もあるため、注意が必要です。また妊娠末期の使用は禁忌なので注意してください。

【商品名】バファリン、ボルタレン、ハイペン、ブルフェン、ロキソニン、セレコックスなど
【メリット】アセトアミノフェンよりも強い鎮痛効果、安い
【デメリット】長期使用で胃潰瘍などの副作用


トリプタン製剤
偏頭痛に一番良く効く薬です。非常に有効で、満足度も高い薬です。
脳血管のセロトニン1B受容体に作用し、血管を収縮させます。また、三叉神経のセロトニン1D受容体に作用し、神経ペプチドの分泌を抑え、血管を拡張させないようにします。
デメリットは高価であること、また、偏頭痛が起き始めるに服薬しないと効果が少ないこともデメリットで服薬するタイミングが非常に重要になります。
心臓疾患(狭心症や心筋梗塞など)、脳血管障害(脳梗塞など)、コントロールされていない高血圧、重度の肝障害の方は原則禁忌なので、気を付けてください。
現在処方できるトリプタン製剤には次の5つがありますので、自分にあったものを主治医に選んでもらってください。

【商品名】イミグラン、ゾーミッグ、レルパックス、マクサルト、アマージ
【メリット】偏頭痛に非常に有効
【デメリット】高価、発作初期に服用しないと効果がない


制吐剤
胃炎などで使われる「吐き気止め」です。ドーパミン2受容体をブロックするはたらきがあります。偏頭痛の随伴症状として多い悪心・嘔吐を防ぐため、偏頭痛治療薬の補助薬として使うことが多い薬です。

【商品名】プリンペラン、ナウゼリンなど
【メリット】吐き気を抑える効果に優れる
【デメリット】頭痛を直接抑える効果はなく補助薬

エルゴタミン製剤
以前は偏頭痛発作の治療薬としてよく使われていましたが、トリプタン製剤が発売されてからは使われる頻度が減ってきた薬です。
血管収縮作用を持ち、これが効果を示すと考えられています。
トリプタン製剤より、効果が高くないこと、副作用が多めであることです。副作用は嘔吐が多く、偏頭痛での嘔吐も増悪させてしまうこともあります。
現在では他の治療薬が効かなかった時に試されるという薬です。併用禁忌の薬も多く、特にトリプタン製剤との併用や妊娠・授乳中の使用が禁忌なので要注意です。

【商品名】クリアミン、ジヒデルゴッド
【メリット】安価
【デメリット】併用禁忌のお薬や、使用禁忌の病気が多い。副作用も多め


3.偏頭痛発作時の薬の選び方
偏頭痛発作が起こった時にどの薬を選ぶかは、主治医が患者さん個々の状態を診断しますので一概に言うことはできませんが、一般的な選び方を紹介しますが、個々のケースにおける薬の選択は主治医の指示に従ってください。

軽度であれば、アセトアミノフェンかNSAIDsが使われることが多いようです。これは安定した鎮痛効果と、安価で使い勝手が良いからです。トリプタン製剤より有効性は落ちますが、いつ服用しても鎮痛効果が出ることは助かります。
吐き気などの合併症状がある場合は、制吐剤を併用することもあります。
頭痛の程度が強い場合や、アセトアミノフェン・NSAIDsでは効果がなかった場合は、トリプタン製剤が検討されます。
トリプタン製剤は有効率がNo.1ですが、高価であり、発作が起こったらすぐ飲まないといけないというデメリットがあり、やや使い勝手は悪い薬になります。
エルゴタミンはあまり使われませんが、他の薬を試しても効果不十分な時には試してもよいかもしれません。但し、トリプタン製剤との併用が禁忌なので、注意しましょう。

頭痛は仕事や家事、学業などの日常生活の効率を低下させてしまい、その中でも特に偏頭痛は、原因を特定して適切な治療を行えば改善する可能性も十分ある疾患です。
今ではジェネリック医薬品の頭痛薬も多く、安価で使用できますので、頭痛になったら我慢せずに、病院での適切な治療をお勧めするよう患者さんに対しての啓発活動を進めてみて下さい。


お役に立ちましたでしょうか。
また、明日のトピックスを楽しみにしていてください。


作成 森

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