JT 抗HIV薬デシコビ配合錠の承認取得

こんにちは今日の調子はいかがですか。
今日は JT 抗HIV薬デシコビ配合錠の承認取得 の記事と、 HIV検査 についてお話ししたいと思います。


日本たばこ産業(JT)は12月9日、日本で抗HIV薬デシコビ配合錠LT、同HT(一般名:エムトリシタビン/テノホビル アラフェナミドフマル酸塩)の承認を取得したと発表した。薬価収載後はJTグループの鳥居薬品が販売する。

デシコビ配合錠は、既存抗HIV薬ツルバダの配合成分のうちHIVの増殖に関与する逆転写酵素を阻害する作用を持つテノホビル ジソプロキシルフマル酸塩(TDF)を、テノホビル アラフェナミド(TAF)に置き換えたもの。JTの発表によると、TAFは、創製したギリアド・サイエンシズ社が行った他の抗HIV薬と併用した臨床試験において、TDFの10分の1 以下の投与量でTDFと同程度の抗ウイルス効果を示した。

デシコビ配合錠のエムトリシタビンとTAFの配合量は、LTが200mg、10mg、HTが200mg、25mg――。リトナビルまたはコビシスタットと併用する場合はLTを、リトナビルまたはコビシスタットと併用しない場合はHTを用いる。いずれも1日1回1錠経口投与する。

 米国と欧州ではギリアド社が16年4月に承認を取得し、製品名Descovyとして販売している。米国保健福祉省(DHHS)が作成する「成人および青少年HIV-1感染者における抗レトロウイルス薬の使用に関するガイドライン」で、同配合錠は抗HIV薬による治療経験のない患者に対する使用が推奨されている。

2016年12月12日 ミクスOnline から


厚生労働省が発表した「平成27年度AIDS発症動向年報」によると、新規HIV感染者報告数は1006件で過去8位、新規AIDS患者報告数は428件で過去8位、HIV感染者とAIDS患者を合わせた新規報告数は1,434件で過去9位でした。新規HIV感染者報告数及び新規AIDS患者報告数は平成26年に引き続き減少しております。
本日はHIV検査とその治療について少しお話させて頂きます。


HIV感染の初期症状と自然経過
HIVに感染すると、血中のウイルス量は急激に増加し、2~4週間後のHIV抗体が出現する頃に急性症状が現れます。その症状は発熱、リンパ節腫大などのインフルエンザに似た症状ですが、HIVの感染では約7割に発疹を伴うことが特徴です。その症状は10日ほどで消失します。その後、ウイルス量は一定の濃度を持続します。この状態は無症候期と呼ばれ、何の症状も現れませんが、CD4陽性Tリンパ球は漸減していきます。
感染してから5~10年経過すると、日和見感染症や悪性腫瘍などを併発し、エイズと呼ばれる病期になります。
抗HIV療法が行われない場合は、AIDSを発症して約2年で死亡します。エイズを発症してからHIV感染が診断されることを「いきなりエイズ」と呼んでいます。


HIVの検査
HIV感染の診断時期としては、
①HIV感染急性期の初期症状出現時
②無症候期
③いきなりエイズ
としてのエイズ発症期があります。

①は、最近よく知らない人と性交渉を持ったという自覚から、②は、過去に知らない人との性交渉の経験があり、保健所の無料相談検査で、また入院時や手術前のスクリーニング検査で、③は、エイズの指標疾患で受診してHIV感染が発覚します。HIV感染者の3割は③のエイズを発症してから診断されています。
HIVに感染しても、早期に発見され、早期に治療を行えば、エイズを発症せずに、無症候性キャリア、すなわち慢性感染症患者として生涯を終えることが可能です。そのためにも早めにHIV検査を受けることが推奨されます。


抗HIV薬の現状
現在、抗HIV薬としては逆転写酵素阻害剤、プロテアーゼ阻害剤、インテグラーゼ阻害剤、侵入阻害剤があり、さまざまな治療薬が上市されています。治療はHIVの増殖を抑制するために、これらの薬剤を単剤ではなく、症状に合わせて多くの薬剤をいろいろ組み合わせた多剤併用療法(highly active anti-retroviral therapy:HAART)が行われています。


治療の実際
エイズの発症を抑えるためには抗HIV薬を生涯服用し続ける必要があります。
1989年以降、HIV感染例とエイズ症例は増加しているにもかかわらず、1997年のHAART(多剤併用療法)開始後は死亡例が急激に減少しています。わが国のHIV感染者とエイズ患者の累計総数は約17,000人ですが、年間の死亡者数は20人程度です。今ではHIV感染・エイズは“死に至る病”ではなく、慢性感染症ととらえるべきなのかもしれません。


抗HIV治療の医療費
抗HIV治療の医療費は1か月で15~20万円と高額です。HIV感染者1人が生涯で支払う医療費は約7,000万円にも達すると言われています。そのため、抗HIV治療者は身体障害者手帳を取得しているのが現状です。


HIV検査ができる施設
HIV検査は医療機関、保健所などで扱っています。また、献血の際もHIV検査が行われます。特に保健所では匿名、無料でHIV検査が行われています。保健所での検査の流れですが、通常検査と即日検査があり、いずれも電話で予約し、検査日を決めます。検査当日は検査前説明と面談があり、採血と検査となります。通常検査では結果が出るまで1~2週間を要しますが、即日検査では検査当日に結果が判明します。


現在、健康であっても、異性、同性を問わず、過去によく知らない人との性交渉の経験のある人はHIV感染の可能性を考えて検査すべきです。また、妊婦や献血予定者、針刺し切創事故や輸血の経験のある人も受けてみるべきでしょう。
症状としては慢性の下痢や体重減少がある、若いのに帯状疱疹を繰り返す、梅毒・尖圭コンジローマなどの性行為感染症が見られる、カンジダ感染症がある、抗生物質が効かない細菌性肺炎を繰り返すといった場合は、念のために検査を受けたほうがいいでしょう。


お役に立ちましたでしょうか?
また、明日のトピックスも楽しみにしていてください。


作成 鈴木

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