アプタマー用いた抗体精製技術開発で共同研究 核酸医薬

こんにちは今日の調子はいかがですか。
今日は アプタマー用いた抗体精製技術開発で共同研究 リボミックとイーベック の記事と、核酸医薬 についてお話ししたいと思います。


創薬ベンチャーのリボミックは5日、抗体・免疫グロブリン分離剤IgGアプタマー(製品コードRBM101)を用いた抗体精製技術の開発に関して、抗体医薬品開発を手掛けるイーベックと共同研究契約を結んだ。
同剤は抗体のFc部分に結合し、抗体の培養液中から抗体を中性条件で分離・精製できるのが特徴。イーベックの予備検討では、既存の分離材では変性して活性を失ってしまうタイプの抗体について、活性を損ねずに完全な形で精製できるのを確認した。
リボミックは「本アプタマーは酸に弱く、既存の分離材では活性を失ってしまうという理由で医薬品開発を諦めざるを得なかった抗体について、実用化の突破口を提供する可能性がある」としている。

2016年12月6日 日刊薬業 から


記事の中に「アプタマー」という言葉が出てきましたが、これは一体何でしょうか?
「アプタマー医薬」は「核酸医薬」と呼ばれる新しいカテゴリーの医薬品の一種で、今非常に注目を集めています。抗体医薬に比べまだまだ始まったばかりと言って良い領域ですが、今日はこの「アプタマー医薬」をはじめとする「核酸医薬」について確認したいと思います。


【核酸医薬】
 核酸医薬とは、文字通りDNAやRNAを使った医薬品で、疾患に関係するタンパク質をつくる遺伝子に直接作用します。疾患に関わるタンパク質をたたく低分子薬や抗体医薬とは異なり、核酸医薬がターゲットとするのはタンパク質の合成そのもの。DNAから遺伝情報をコピーして運ぶメッセンジャーRNA(mRNA)を分解したり、mRNAの遺伝情報を読み取れなくしたりして、疾患に関係するタンパク質の合成を防ぎます。
核酸医薬は、特異性が高く副作用が出にくいとされ、化学合成ができるため安価に製造することも可能です。低分子薬や抗体医薬では治療が難しかった疾患の治療が可能になると期待されています。


核酸医薬品の種類は様々で、次のようなものがあります。
アプタマー、アンチセンス、siRNA、miRNA、デコイ、CpGオリゴ


現在、日米欧のいずれかで承認されている核酸医薬は、ファイザーの加齢黄斑変性治療薬「マクジェン」など3品目(日本では「マクジェン」1品目)だけで、本格的な市場形成はこれからと言われています。ちなみにマクジェンは「アプタマー医薬」ですが、この「アプタマー医薬」について簡単に確認しておきましょう。


核酸であるRNAは、生物の体内では、DNA上の遺伝情報の配列のコピーとして、タンパク質の合成の鋳型として使用されます。しかしRNAは、そうした遺伝情報のコピーとしての役割だけではなく、「様々な立体構造を形成する」という重要な特性を有しています。
この造形力を利用して、標的とするタンパク質に結合してその働きを阻害あるいは調節できるRNA分子(アプタマー)を創製し、医薬品として開発したものが「アプタマー医薬」です。
特に「アプタマー医薬」は「核酸医薬」の中でも期待の高い領域と言われています。「リボミック」はこの「アプタマー医薬」の開発を専門に手掛けている創薬ベンチャーなのです。


市場調査・コンサルタント会社のシード・プランニングが2011年にまとめた調査報告書によると、2010年に20億円だった核酸医薬の世界市場は、2020年には5000億円に達する見通し。同社は、2020年以降にはブロックバスターになる核酸医薬も出てくるとしており、抗愛医薬と同じように市場が急速に拡大する可能性も高いと推測しています。
さて、どうなるか?見守っていきたいと思います。


また、明日のトピックスを楽しみにしていてください。


作成 藤川

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