オートファジー、抗体医薬開発にも応用

こんにちは今日の調子はいかがですか。
今日は オートファジー、抗体医薬開発にも応用 の記事と オートファジー についてご紹介させて頂きます。

 

オートファジー研究で今年のノーベル医学生理学賞を受賞した東京工業大科学技術創成研究院の大隅良典氏は、21日に横浜市で開かれた日本癌治療学会で講演した。オートファジーの機能を活性化することによって、がんや神経疾患などの症状の改善に役立つとした上で、「さまざまな病気の原因解明や治療にオートファジーが使えるのではないか」と指摘。オートファジーの仕組みを使って、抗体医薬や核酸医薬などの研究が進むことに期待を寄せた。
ただ、オートファジー研究は「まだ道半ば。黎明期にある」と強調。さらなるオートファジー研究に邁進していく姿勢を示した。

2016年10月24日 日刊薬業 から

 

今年のノーベル生理学・医学賞に決まった東京工業大栄誉教授 大隅良典先生が、横浜市で開かれた日本癌治療学会で講演されました。

オートファジー(自食作用)について「まだまだ非常に発展途上の領域」としてさらなる研究の進展に意欲を見せ、今後の研究に関しては「もう一回酵母に問いかけてみたい」と述べ、オートファジーの仕組みの解明にも力を注ぐ意向を示されました。

さて、今年も日本人からノーベル賞受賞者が出ました。
昨年は、北里大学特別栄誉教授の大村智先生が、オンコセルカ症の特効薬「イベルメクチン」の発見と開発で受賞されました。
ノーベル医学・生理学賞は日本人2年連続ですね。 すごいことです。
今回、大隈先生が受賞された「オートファジー」、今更ですが簡単に説明させて頂きます。

 

オートファジーとは
オートファジーとはギリシャ語で「自分(オート)」と「食べる(ファジー)」という意味で自食作用と訳されます。

私達人間も含め、生物の体内では数十兆個あると言われる細胞ひとつひとつの中で、古くなったタンパク質や異物などを分解し、その分解でできたアミノ酸から新たなタンパク質の作るためのリサイクルシステムが行われています。
このリサイクルシステムのうち「分解」に関わる機能がオートファジーだそうです。

リサイクルシステムの流れ
①細胞の中に詰まっているタンパク質が古くなると膜に包まれる。
②これに分解酵素を持つリソソームと呼ばれる物質がくっついて分解酵素が流し込まれ、アミノ酸になる。
③アミノ酸は小さいのでできた膜から出ていき、膜の中には分解酵素だけが残る。
④膜の外に出たアミノ酸は、細胞内の新たなタンパク質を作るための栄養として再利用される。
この中の②の部分がオートファジーと呼ばれています。オートファジー自体は1960代には知られていました。ですが、オートファジーの意義、なぜ細胞はタンパク質をリサイクルするのかの解明はされていませんでした。

大隅先生は酵母を使って意図的に遺伝子を傷つけ、オートファジーに関係する遺伝子を明らかにしていく研究を行っていました。この研究でオートファジーに関わる遺伝子は18個特定されていて、この遺伝子の働きは、生命活動のさまざまな部分に関わっていることがわかってきました。

オートファジーの働き
オートファジーの働きは人間の健康や病気の発症に大きな影響を与えるとされ、オートファジーの異常はパーキンソン病や糖尿病を引き起こします。また、オートファジーの遺伝子の変異は、がんや神経疾患を含むいくつかの状態に関与しているとも言われています。
つまり、オートファジーの機能の解明が進むことで、がんや神経疾患などの病気の治療法の開発が可能になると言われています。
これまで治らないと言われていた難病の治療や抑制に、オートファジーのコントロールが有効になると考えられています。

 

お役に立ちましたでしょうか。
また、明日のトピックスも楽しみにしていてください。


                                       作成 鈴木

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