コラム

MRになるメリットとして、下記のようなことが言われております。

① 他業種に比べて年収が高い
② 文系出身でありながら、医薬品の専門知識が身に付く
③ 営業職なのに価格交渉が無い
④ 安定した製薬業界

①~③番目までは以前から変わらずそうであると思いますが、④に関してはMRの立場からするとかなり変わってきたように思います。

先日、MR認定センターの「2016年版 MR白書」が発表されました。
それによると、2015年度のMR数は64135人で、前年度に比べて522人(0.8%)減少。2014年度も前年度比で1095人(1.7%)減っており、初めて2年連続の減少となりました。
その理由として、ジェネリック医薬品の大幅な普及に伴い、外資を中心とした新薬メーカーが営業組織の見直し・早期退職を進めたため、減員になっていると思われます。
ちなみに文系出身者は、MR総数64135人中、26989人(42.0%)。まだまだ半数近く占めているものの、昨年(2014年度)と比べると2186人減少しております。
また薬剤師資格保有者は178人増えて、6244人になっております。

上記のような理由もあって、2年連続でMR数は減少していますが、まだまだMRという職種には魅力がたくさんあります。

① 他業種に比べて年収が高い
やはりMRは他の営業職に比べると年収がかなり高い。年収に加えて、1日最大3,000円くらいの外勤日当があったり、食事手当などもあったりする企業もあります。毎月の給料とは別に4~5万の手当てが貰えることは非常に魅力ですね。
また福利厚生も大変充実しているので、借上げ社宅制度によって、家賃10万円のところ自己負担2万円で住めたり、単身赴任手当・家族手当などもあったり、大変充実しています。ちなみに未経験からのMR転職者だと、年収は400万円くらいからスタートになりまして、2~3年目で600万円前後、30代半ばで700~800万円程度の年収が相場となります。

② 文系出身でありながら、医薬品の専門知識が身に付く
医師・薬剤師でもないのに、疾病・治療方法・薬剤の知識があるということは非常に便利です。特に小さなお子さんがいらっしゃる方はMRをやっていてよかったと思うことが多いと思います。
医薬品の専門知識が無ければ、MRという仕事は出来ませんので、入社時には2ヶ月におよぶ厳しい導入研修が実施されます。身体のしくみ、薬のしくみといった、比較的優しい講義から始まって、いきなり薬理学の講義に突入していきます。
そういった研修を経て、更に現場で経験を積んで、毎年12月のMR認定資格試験の合格を目指します。
MRとして、自分が担当している医薬品はもちろん、他の医薬品との関係性も常に勉強しておく必要があります。医師に担当医薬品の情報を提供するだけでなく、他の医薬品の説明もしながら医師との関係性を深め、信頼なる治療のパートナーにならなければなりません。そのためにも日々勉強であり、文系理系関係なく、勉強した分だけ医師からの信頼を得ることが出来ます。

③ 営業職なのに価格交渉が無い
営業経験者にとっては、拍子抜けとなるかも知れませんが、MRは医薬品の価格交渉や集金業務などは行いません。そういった業務は、医薬品卸業者の営業担当(MS:Marketing Specialist)が行います。
しかしながらMRとしての個人の担当病院・担当エリアでの売上目標は設定されますので、担当のMSの売上数字がそのままご自身の売上となるため、常にMSとは情報を共有しパートナーシップを深めておくことが大切です。

④ 安定した製薬業界
先述したように、MRの立場からしますと最近は変わってきております。
薬九層倍という言葉があるように、製薬会社は利益率が高く、給与も高く、福利厚生も充実して、経営が安定している大企業が多いですが、ジェネリックの普及に伴い営業組織の見直しを行う企業も増えてきました。

そこで気になってくるのがMRの今後。昨年、MRの新卒採用を行った企業は半数を下回りましたが、中途採用は6割を超える企業が実施しています。すなわち新卒採用は控えて、中途採用で即戦力となるMRを採用していこうという方向にスイッチしています。オンコロジー、中枢等、領域経験者に特化した採用計画が増えていくと思われます。そのためにも専門性に磨きをかけていくことが重要です。


                                                                           コンサルタント鈴木

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