コラム

薬剤師資格を取得した方の進路として、下記のような職種があります。

  1. 病院・診療所の薬剤師
  2. 調剤薬局薬剤師
  3. 薬店(ドラッグストア)薬剤師
  4. 製薬メーカーでの研究者、開発者、MR(医療情報担当者)
  5. 食品メーカーの新商品開発担当
  6. 官公庁の薬剤官
  7. MS(医薬品卸の学術情報担当)

 

友人のお子さんが、薬科大学の卒業を控え就職活動をしています。

その友人は調剤薬局を経営しているので、てっきり親子揃って、薬剤師として働くものと思っておりましたが、なんとお子さんはメーカーのMRを目指しているとのことでした。少し驚きましたが、その友人曰く「企業経験を積ませて社会勉強のため」とのことです。それで何年後になるかは分からないけど、薬剤師として戻って来てくれればそれでいいそうです。

私の同僚にも薬剤師資格を持っている者がいました。その同僚が薬剤師資格を活かした仕事に就かなかった理由は、「一日中、狭い調剤室で働くことが嫌だったから」でした。

じゃあ、なんで薬剤師資格を取ったのか?

そもそも、なんで薬学部を目指したのか?

と思ってしまうのですが、その同僚は、最初は医学部を目指し医者を目標としていたそうです。しかし受験勉強の途中で、医学部を目指すには自分の学力が足らないと判断し、同じ医療に携わる薬学部にスイッチしたとのことでした。

だから調剤の仕事目的で薬剤師資格を取得したわけではないので、MRをやっているし、MRの方が性に合っているとのことでした。

仕事柄、ご登録者さんの履歴書を毎日拝見しています。

ちょっとした共通点があって、二浪して薬学部に入学している方、それらの方々とインタビューさせてもらうと、最初は医学部を目指していた方が意外と多いんです。

2年間は医学部を目指して勉強していましたが、さすがに三浪は出来ないとのことで薬学部にスイッチされるようです。

気持ちは分からなくはないです。

それ以外にも、薬学部を卒業しているのに、薬剤師資格を保有していない同僚も結構いましたね。

いわゆる「薬学士」です。

昔の薬剤師の合格発表は4月に入ってからでした。
ですので、就職してから合否結果を知ることになります。
不合格だった同僚の落ち込みようは半端じゃなかったですね。

「MRという仕事は薬剤師じゃなくても出来るから良かったね!」と只々励ますのみです。

その後、その同僚の春のイベントとして、毎年3月に薬剤師試験は受験していました。ずっと落ちていたのですが、風の便りで合格したそうです。

そもそも、薬剤師の資格を持っていて、MRになるメリットって何でしょうか?MRになった場合の、メリット、デメリットを考えてみました。

■MRになるメリット

・製薬会社・医師・看護師・他社MRなど、関われる人との交友関係が広くなり、医療業界全体の仕組みを理解することが出来、薬剤師以外の色んな選択肢が増え、大きな仕事をすることができる。

・薬九層倍という言葉があるように、製薬会社は利益率が高く、経営が安定している大企業が多い。給与も高く、福利厚生も充実。

・先述の通り、MRの先には、マーケティング、製品開発などの、幅広いキャリアパスが考えられる。

・薬剤師という仕事は、極端にいうと資格さえあれば、歳をとっても就くことが出来ます。自身の可能性を見つけるためにMRを選ぶことも一つの選択肢です。

・企業経験を積むとうことは非常に大事で、文書作成、電話対応、接客マナーなど、社会人としての必須スキルを身に付けることが出来る。

・病院・医師との関係を構築することが出来れば、将来調剤薬局開業の道も開ける。

・MR認定試験の、疾病と治療、薬理学、薬剤学の3科目が免除される。

 

■MRになった場合のデメリット

・医薬品に携わっていても、直接の患者さんの声が聞きにくいので、それは残念な部分である。

・会議とか、書類作成など、煩わしい事務仕事が多い。

・薬剤知識は、どうしても自社製品関連の疾患領域に限られるため、幅広い知識を吸収しづらい。

・MR=営業なので、特に話術・コミュニケーション能力が求められるため、文系の方から見ると堅いイメージがある。

・薬剤師資格に関係なく、MRなので転勤がある。

 

メリットとデメリット、感じ方はそれぞれ個人次第でありますが、薬剤資格を保有していない者から見ると、薬剤知識、薬理知識、疾病の知識など、さすが薬剤師と思うところが多くあり、医薬品の情報収集提供活動においては、薬剤師資格保有者が適任であると思います。MRからさらに上の、マーケティング、開発、幅広いキャリアパスがあることが魅力であると言えます。

 

コンサルタント:鈴木

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