コラム

数年前は、新卒の就職活動において、MRは人気職種だったと思うのですが、ここ数年の人気はどうなのでしょうか?

2015年度版 MR白書によると、MR数は、調査開始以来2015年は初のマイナスであったそうです。その理由として、内資・外資企業ともに早期希望退職者を募り、大規模なリストラを実施しました。それだけが理由ではないにしろ、各メーカー共にMRの新規採用を控えているようです。唯一、大型新薬を上市したメーカーだけがMRの大量採用を行いましたが、予定人数を満たさなかったため、コントラクトMRを利用しているようです。

MRへの転職を考える際に、把握しておきたい最近の製薬業界の状況。

まずは医療費削減施策のため、ジェネリック医薬品の使用推進が進められるなか、製薬企業は後発医薬品産業へ乗り出しています。先発医薬品との兼ね合いもあり、大きな過渡期を迎えています。

 

知り合いのMRの話によると、毎朝の医薬品代理店にはジェネリック医薬品メーカーのMRが大半を占めているそうです。これは数年前だと考えられないことでした。

もちろん昔から、私が現役のMRの頃から、朝の卸にジェネリックメーカーのMRはいましたが、先発メーカーMRに圧されて、肩身の狭い思いで部屋の隅の方にいた印象しかありませんでした。それが今では、ほとんどがジェネリックメーカーのMRで占めているそうなのです。

 

また厳しい状況の中、年々増加しているのが女性MRです。

2015年版MR白書によれば、2015年3月31日時点でのMR数は64,657名で、前年より1,095名減少していますが、女性MRは年々増加しており、2013年度は9,089名、前年より378名増加。2014年度は9,145名で、56名増加しました。

 

今、MRという仕事を志望し、実際にMRとして働いているひとは、どんなひとなのでしょうか? MRの年齢構成や性別年齢構成を検証して、「女性は少ないのでは?」、「今でも文系出身は通用するのか?」なんていう漠然とした疑問を解消しましょう。

 

■MRの年齢構成

20代:24.0%
30代:33.7%
40代:25.3%
50代:15.1%
60代以上:1.9%

 

変わらず30代が一番多いですが、大きな伸びがあるのが50代。前年13.9%から約2ポイント近くの伸びを示しています。

それ以外は60代も変わらず2%近くの比率を示しており、ジェネリック医薬品のシェアが伸びていることに伴って。ベテランMRの存在感も際立ってきたように思えます。

 

■MRの性別構成

男性:85.8%
女性:14.2%

性別だけを比較すると、まだまだ男性MRが多くを占めています。

 

■MRの性別年齢構成

男性20代:18.6%
男性30代:32.8%
男性40代:28.9%
男性50代:17.5%
男性60代以上:2.2%

女性20代:57.6%
女性30代:39.4%
女性40代:2.7%
女性50代以上:0.2%

女性MRのうち、30代が4割近くを占めてきました。

数年前から、外資系企業の参画によって、女性MRの積極採用がはじまり、その傾向は拡大中です。30代が増えているということは、すなわち、ママさんMRも確実に増えていることだと思います。働きながら子育てとなるとまだまだ制約が多いと思いますが、会社側も時短勤務を実施したり、担当エリアを限定したり、働ける環境が整ってきています。

 

■専攻別MR構成比
文系:57.4%
理系:28.3%
薬剤師:11.9%
その他:2.3%

今も変わらず、文系出身者が半数以上を占めています。
専攻による不利は無さそうです。各社ともに、MR教育をしっかり行っているため、バックグランドはさほど重要視されないようです。

※出典:2015年度版 MR白書 –MRの実態および教育研修の変動調査-(MR認定センター)

 

 

コンサルタント:鈴木

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