コラム

最近のMR転職事情を見ていると、MR→MRへの転職が一番多いですが、二番目に多いのはMR→臨床開発モニターです。

臨床開発モニターという職種は、MRからキャリアチェンジし易いポジションですし、その人気の理由として「転勤」が無いことが挙げられます。

 

MRを続けていると、どうしても「転勤」が付きまといます。

男性MR・女性MRに関係なく、どうしても転居出来ない事由が発生した時に、転勤の辞令が出たらどうするか?

 

まずは同じエリアでの他メーカーMR求人への転職。これは簡単そうで一番難しいです。

昔ながらの社員紹介ならまだしも、今では通常の転職の手順を踏まなければならないので、合格してもそのエリアになるとは限りません。

となるとMR経験を活かせ、且つ、転居しなくてもよい職種へのキャリアチェンジを考え始めます。そこで一番に挙げられるのはこの臨床開発モニターという職種です。

だけど、このモニターへのキャリアチェンジ(転職)にも条件があります。

年齢が「30歳」までであることと、勤務地が大都市圏(東京、大阪、名古屋、福岡)に限られます。ですので、転居できない事由が発生した方は、臨床開発モニター職へのキャリアチェンジを検討して下さい。

但し、MR時に比べて、年収が激減することをご承知おき願います。

MRでは普通にある、住宅手当、日当などはありません。

MRは福利厚生がこの上なく充実しているため、製薬から他業種に転職すると給与面でダウンを余儀なくされます。

 

他社への転職ではなく、社内でのキャリアチェンジを目指そうとした場合、MRは、ほとんどの方がMRで終えています。もちろん昇格されて、営業所長、支店長、本部長、理事まで行かれる方もいますが、これらは全てMRからの延長線上になります。

 

全然違う職種にキャリアチェンジしたい場合は、どうすればいいか?

実際に違う職種へキャリアチェンジされた職種をあげますと、

・教育研修
・人事
・学術
・マーケティング
・MSL
・統計解析
・広報

私が知る限り、これらの職種に異動になった方々は実際にいらっしゃいます。

それでは、どのような方がキャリアチェンジできるのか?

社内異動とはいえ未経験の職種になりますので、

・薬剤師等の有資格者
・英語が堪能な方
・MRとして優秀な成績を収めた方

などが挙げられます。

 

中でも一番重要なポイントは「英語力」です。

極端な話、英語が話せなければ、転職・異動は出来ないと言っても過言ではない。

特に外資系企業の方は、英語力は必須です。

マーケティング、学術、広報を希望する場合は、海外とのやりとり、本国とのやり取りは必然ですので、当然ながら英語は必須となります。

 

人事担当でMR出身の方も意外と多いです。

私どもエージェントの窓口はもちろん人事部となりますが、担当の方とお話していると、以前MRだったという方が意外と多いのです。

しかしながら人事担当の皆さん話を聞いていると、希望されて人事に来られた方は少ないように思えます。

戸惑いながらも人事への配属となったが、自分自身のキャリアとしてはMRとして現場での経験を積んでいきたいため、人事でも早く結果を出し、早々に現場に戻りたいと本音をお話して下さった方もいます。

 

MRから教育研修部へ異動となり、その後、人事部へ異動になった方もいます。

MR時代の話をお聞きしますと、優秀な成績を治めていた方ばかりですね。

そのような経験があるからこそ、実際のMRの採用面接においても、嘘を見抜けると言いますか、ご自身で考え、行動に移し、結果を導いているという、候補者のMRとしての実力をきっちり評価することが出来るのだと思います。

 

マーケティング、メディカルサイエンスリエゾン(MSL)へキャリアチェンジを希望される方も変わらず多いです。2010年ころは求人も多くて、MRから未経験のマーケティング・MSLへ転職される方が結構いましたね。

今もこちらの職種への転職希望者は多いですが、私の個人的な印象を申しますと、これらの職種を希望される方は営業が嫌だと思われている方が多いように思えます。

40代、50代になっても1MRとして前線で活動するよりも、チャンスがあるならキャリアチェンジして、かっこよく、長く働きたいと思われているのでしょう。

後はリストラ不安もあると思います。

 

また最近、MSLの募集要項が以前と変わってきました。

先述しましたように、こちらのポジションが各メーカーで新設され始めたころは、MR出身者がほとんどでしたが、MSLは自社製品だけでなく、疾患の情報や基礎研究の実験のサポートから市販後臨床試験まで、広範かつ専門性の高い知識を持ってKOLと折衝しなければなりません。そのような場合、MR出身者はMR出身であるが故に営業的アクションが出てきてしまうそうです。

MSLの本質として、営業とは一線を引いた形で医師と面会しなければならず、営業的センスは不要なのです。

ですので、募集要項からはMR経験者は削除され、代わりにPhD、MD などの資格・専門性を有する方が対象となっております。

 

いずれにしましても、キャリアチェンジが出来る人は、まずは現職で誰もが認めるような優秀な成績・評価を出すことが肝心です。

 

コンサルタント:鈴木

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