コラム

私事ですが、6年前から定期的に病院に通院しています。

先日、いつものように朝一番の予約で病院にかかり、いつものように会計を済ませ、処方箋を受け取り、いつものように病院のFAXサービスを利用して、かかりつけの薬局へ処方箋をFAX送信しておきます。

その後、そのまま病院から勤務先に向かい、その日の夜、薬局に立ち寄って薬を受け取り帰宅するようにしています。

 

その薬局は、スーパーマーケットに併設されていて、駅前にあって、夜は21時まで開いている非常に便利な薬局なのです。

いつもその薬局へ到着するのは閉店間際の20時半頃。

閉店間際なのに調剤事務員の方は、嫌な顔もせず笑顔で処方箋を受け取って下さいます。

FAX送信していることを告げると、更に笑顔になるので、つられてこちらも笑顔になってしまいます。

 

既に薬は出来ているので、すぐに薬剤師の方が薬を持ってカウンターに来られて薬の説明が始まりました。

「クロピドグレル錠が再開されていますね。」

「クロピ・・・?」

「クロピドグレル錠です。先発名はプラビックスです。」

「プラビックスならプラビックスって言ってよ。これはどこのジェネリック?」

「EEです。」

「EEってどこ?」

「えーっと、どこだったっけ。」

すると奥から、年配の薬剤師さんが出てきて、

「エルメッドエーザイですね。」

 

その年配の薬剤師さん曰く、ジェネリックメーカーもだんだん増えてきて、若い薬剤師さんとかはなかなか覚えられないようです。

メーカー名もそうですが、先発名も知らない薬剤師さんが増えて、世代間のギャップを感じてしまうとのことでした。

 

ところで厚生労働省は、ジェネリック医薬品の普及目標を2020年度末までに80%にすると表明しました。このまま普及が進めば医療費の削減効果は2020年度に1.3兆円になるとも言われています。

 

改めて、「ジェネリック医薬品」とはなんでしょうか?

ジェネリック医薬品とは、先発医薬品と同一の有効成分を同一量含み、同一経路から投与する製剤で、効能・効果、用法・用量が原則的に同一であり、先発医薬品と同等の臨床効果・作用が得られる医薬品を言います。

研究開発に要する費用が低く抑えられることから、先発医薬品に比べて薬価が安くなっています。患者の医療費負担の抑制に大きな効果が見込まれるため、国と医薬品メーカーが共同して積極的な普及活動を推し進めています。

 

■ジェネリックとは

英語でgenericと表記し、「一般的な」、「ブランドにとらわれない」、といった意味をもつ言葉です。ジェネリック医薬品は、「後発医薬品」と訳され、特許の切れた「先発医薬品」と同じ主成分でつくられた医薬品のことを指します。

後発薬、GE薬といった略称で呼ばれることもあります。

一昔前だと、先発医薬品の特許権が消滅したときに後発医薬品がゾロゾロと出てくることから、「ゾロ」「ゾロ品」などと言われていましたが、いつの間にかジェネリックの方が一般的名称になりました。

 

■後発医薬品の開発

「先発医薬品」の開発には、巨額の開発費や設備費が必要となるのに対して、「後発医薬品」の開発は、すでに特許の切れた技術を模倣することが許されています。その結果、開発費用の大幅な削減が可能となり、従来よりも安価で服用することができるようになります。

 

■患者さんのメリット

ジェネリック医薬品(後発医薬品)と先発医薬品のどちらを選ぶかは、原則として患者さん本人の意思決定に委ねられます。

慢性的な病気によって長期間薬を服用する場合は、ジェネリック医薬品の服用で、薬代の大幅な削減が期待できます。さらに、自己負担分を除いた薬代は、私たちの保険料と税金で運営されている公的な医療保険から支払われているため、薬代の削減によって医療保険の支払い額も抑えることで保険料や税金の負担減にもなります。

 

■効き目や安全性は?

ジェネリック医薬品は「安くて本当に効き目はあるのか」「安全性は大丈夫なのか」と心配する方もいるかもしれません。しかし、ジェネリック医薬品の開発にあたっては、ジェネリック医薬品メーカーにおいて様々な試験が行われており、それによって先発医薬品と効き目や安全性が同等であることが証明されたものだけが、厚生労働大臣によって承認されています。

また、効能や効果・用法・用量は基本的に変わりなく、製品によっては、先発医薬品よりも飲みやすくなるように薬の大きさや味、においの改良や、湿気や光に弱いなどの品質面の改善による保存性の向上など、よりよく工夫されたものもあります。

 

■ジェネリック医薬品の普及率

欧米では広く普及し、ジェネリック医薬品の数量シェアがアメリカでは90%以上、ヨーロッパでも60~80%となっていますが、日本における数量シェアは、2015年9月現在で約56%にとどまっています。

厚生労働省では「後発医薬品のさらなる使用促進のためのロードマップ」を策定し、2017年半ばに70%以上とするとともに、2018年度から2020年度末までのなるべく早い時期に80%以上とすることを目標に、ジェネリック医薬品の普及を都道府県や医薬品メーカー、保険者などと共に進めています。

ぜひジェネリック医薬品を活用していきましょう。

 

コンサルタント:鈴木

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