コラム

日本CSO協会の発表によると、コントラクトMR数は2015年10月時点では3,835人と、昨年の4,148人に比べて7.5%微減の状況でしたが、国内の全MR数に占める割合は5.9%までに成長しました。

コントラクトMR数は微減でしたが、2015年度にコントラクトMRを活用した製薬企業は昨年より8社増加し、活用した総数は過去最高の92社となったそうです。

 

医薬品業界全体で見れば、糖尿病治療薬のSGLT2阻害剤や経口C型肝炎治療薬などの新薬上市に伴う需要の増大と、コントラクトMR活用企業が増えたことの二つが要因となり、全MRに対するコントラクトMRの占める割合が大幅に増加したようです。

コントラクトMRを活用する製薬企業が増えた分MR自体の人数が極端に減った訳ではなく、横ばい傾向となっただけで、報道されているほど各製薬メーカーは「MRを減らそう」としている訳ではなさそうです。

 

コントラクトMRを活用していることからMR求人(中途採用)自体は、それほど減少しているわけではないようです。

 

現在、各製薬メーカーでのCSOの活用目的は、従来通りに即戦力としてコントラクトMRを活用しての主力品の強化、欠員補充(期間限定・地域限定・時短勤務など)、新薬上市に加え、非注力品のカバーやジェネリック医薬品の普及(最近はジェネリックや非注力品カバーを目的とした企業は減少傾向)、学術・スキルアップのためのトレーニング、PMSなど専門MRとして、調剤薬局・病院薬剤部向けの専門MRとして、オンコロジー・CNS・免疫系・オーファンドラッグなど特定領域専門のMRなどの従来のサービス、そして、ここ数年で普及してきたこととしてMSL(メディカル・サイエンス・リエゾン)や、特定のエリア・営業所全体、製品単位に請け負うCSOマネジメント型サービス、看護師など専門家による副作用マネジメント、MSLなどと需要が多様化しています。

さらに、今後はグローバル(欧米のCSO)では既に先行している営業マネジメントコンサルティングやマーケティングの包括的サービスなどの先進的な事業モデルにも関心が高まりつつあります。

 

今後の医薬品業界は、スペシャルティ領域へのシフトが促進され、医療費削減の観点から国の後押しによるジェネリック医薬品の使用促進、地域包括化など、大きな転機を迎えております。このような状況に直面している医薬品業界において、求められるサービスや担い手の幅はさらに広がり、製薬メーカーは戦略的にCSOを活用するニーズが見込まれています。(さらに、ここ数年で医療機器メーカーもCSOを活用する数が増えているようです。)

このことから将来的には、日本のCSOも、欧米のCSOのように拡大すると予想されております。 (アウトソーシング率が現在の5.9%⇒10%以上へ拡大することが予想されます。)

MRは、ますますアウトソース化が進み、コントタクトMRへの需要が高まることから、従来のMR転職の考え方を見直してCSOに転職する方が、現在置かれている立場よりもずっと安定したキャリアを続けられるのではないでしょうか。

 

コンサルタント 森

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